「なぜ山に登るのですか?」「そこに山があるから」
は、有名ですね。
私は、ピークハントでも百名山踏破を目指しているわけでもありません。
でも、なんで登るんだろ、と考えてみました。
日常見ることができない、山の素晴らしい風景に出会うためには、装備や天気、行程や所要時間、自身のスキルが必要。
自分の脚で歩き、そして安全に下山する。
そこには、規定もコンプライアンスも組織もなくて、ただただ、自分の力で行くか戻るかを決める。
休憩する場所、時間を決めるのも自分だし、美味しいものを作って食べるのも、軽量化のためドライフードを
食べるのも自分。
その山行は楽しいか、テントの中でどう過ごすか、自由すぎて、「自分が好きなように」過ごすことに
戸惑いを感じ、いかに会社のルールに従って過ごしてきたかを思い知る。
マナーを守って、大きな自然の中に自分がいること、そして、自分が心地よく過ごすために
山行を計画する。
「自分が心地よく過ごすため」の判断は、組織の流れを乱さぬようにでも、収益の観点から承認を求めるものでもなく、
エビデンスもなくてよくて、自分の感覚。
そういうことなんだろうな、私が山に登る理由って。
空が青くてきれいで、鳥のさえずりや風の音、土や木のにおい、清流の流れをきいて、新緑や紅葉がまぶしくて、陽だまりが気持ちよくて。
いまは、そういう心地よさを存分に味わいたいからなんだろうな。
そんなことを考えながら登っていたら、ものすごくガシガシ勇ましく登ってたみたいで
「お先にどうぞ」と道を譲られ、苦笑い。。
また数年したら、変わるのかな。私が山に登る理由。
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